有害都市 筒井さんの本(ネタバレあり💦)

有害都市(筒井哲也)さんの本読みました。漫画だから、一気に読めた。

有害図書に認定されそうな、漫画を書く主人公の実際の葛藤、甲冑を着た出版社、世の中の有害なものすべてを排除するために「表現の自由」への配慮を忘れた?政府、アメリカのアメコミ、が協力、対峙して、ストーリーはクライマックスへ。。。2巻で完結なのにギュッとつめて書いてあって、一気に読めました。「ペスト」(カミュー)のように、各々の立場で、登場人物を描いていて、ぎゅっと書かれているので、KUSUKOでもわかりやすく、ありがたかったです。漫画っていいね!!

心に残ったこと…

脚本、写真、演出などもすべて用意されている環境で、トレースするだけのような漫画家として、有害でないという意味での良質な漫画を書くことの意味

登場人物(主人公)が、漫画の中で描いたストーリーは、ウィルスにおかされて、人間を食べるゾンビが蔓延する社会に、唯一生き残った男子と、唯一抗体を持っている女子とが人間が生き残るための戦いをしようとするもので、ちらちら伏線として現れる。最後、抗体を持った女子の首をクーラーボックスにいれて持ち歩くことが有害と指摘される場面で、「有害とは?」とか「抗体」とは?私たちの未来において、何が有害なのか?何が抗体なのか?など考えてしまう

この時世に読んでみると、さらに面白い。。。

ネタバレすみません・・・・

作家って、自己顕示欲の塊で、コミュケーションに稚拙。。。視野が狭いって。。。

わたしがいま、ブログかいてることも自己顕示欲なのかな。。。😩かもね

それが有害かどうか。。。ってこと?なのかな。いつ書くのか?どの時代に書くのか?だれに届くのか?どのジェネレーションか?も有害さを決める判定基準になるだろうけど、そんなこといってたらキリがないので一掃整備するってことになっていくのでしょうかね。。。

でも、人間の根本的な何かを忘れて、何かに繋がれて、紐付きされていくような未来、さらにラバのように、鵜飼の鵜のように、生きていくのが未来なのかな・・・とも思ってしまう。

適切に「沈黙する力」を手に入れたい気がする。といいながらブログかいてるけど。。。

 

※この漫画上下巻とも、Amazonの中古で1円購入しました。送料が300円くらい。本当。。。の話。。。有害図書認定されたリアリティーを表現してるみたいで、なんかすごい